千秋楽、1人の力士が土俵を去った
 
戦闘竜 編利 ・本名 ヘンリー・アームストロング・ミラー ・友綱部屋
出身地 アメリカ、ミズ−リ州 セントルイス市出身 昭和44/7/16生 175cm 144L
初土俵 昭和63年7月・新十両 平成6年11月・新入幕 平成12年7月
最高位・前頭12枚目 生涯場所数・80場所
 


■14日目、琴冠佑と立ち話をしているところを見かけ
ホノボノ2ショットだ!とシャッターを切った時
聞こえてきたのは「・・・でも、もう一番ありますんで」
え、どういう事?これはもしや、引退の挨拶?
確かに場所前、負け越したら引退らしいと聞いてはいたけど
黒廻しも新調したんだし、信じたくなかったのに・・・
 
 
 
   


■千秋楽  支度部屋から戦闘竜が姿を表した。いつもと全く変わらない穏やかな表情だ。
でも、身内の方やファンが花束を抱えて見守っている。ああ、やっぱり
   
■ 笑顔で土俵に向う
 
 
 
 
 
   
   
会場のあちこちから、戦闘竜!
戦闘竜〜〜!と声がかかる。かかる。
   
   
   
 
 
■ 最後の相撲は白星で飾れなかった 相手は安壮富士てんてんてん
 
 
万感の想いを胸に土俵に別 れを告げる
   
 
■ ご苦労様でした!あたたかい言葉と花束を贈られた、貴方の頬に光るものがあった。
怪我との戦いでもあった貴方の相撲人生。でも、どんな時も常に前向きで怯む事はなかった。
土俵を去ってもそのそのひたむきさで、真直ぐに歩いて行くのだろう。
本当のカッコ良さを教えてくれた「戦闘竜」を私達は忘れない!











■魁皇、千代大海戦 花道の奥で付人として
最後の相撲を目に焼き付けておきたいと語った戦闘竜
魁皇の、尾てい骨の痛みをおしての渾身の勝利は

戦闘竜に対する労いの白星ではなかったか。

花道で最後のハイタッチをするために。

 
   
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