安芸乃島 4
 


デーモン閣下
 
お父様
   
佐渡ヶ嶽親方
間垣親方
押尾川親方
     
朝青龍
千代大海
   
魁皇
若の里
   
貴ノ浪
初代若ノ花 花田勝治氏
   


■ 二子山親方による止め鋏 ■
   
   


■ 本日は、公私ご多用のところ
私の引退相撲に御来場下さり、厚く御礼申し上げます。
14歳の時に角界に足を踏み入れて以来、親方を始め
多くの方々に支えられてまいりました。

その22年の年月を通して学んだのは相撲道の奥深さです。

力士として私が追求してきたのは、完璧なる立ち合いでした
ただ攻めるのではなく、ただ受けるのではなく
動きに応じて、押し、しのぎ、払い、そして勝利を得る。
このくり返しによって自分にも打ち克つ。
しかし、それを体現する事は非常に難しいものでした。
土俵を降りた今、相撲界の発展と後身の指導に励む所存です
一番一番に全身を傾け、立ち合いを追求した様に
今後とも相撲道に邁進するつもりでおります。
さらなるご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
   安芸乃島勝巳        
 
(パンフレットより)
 
 
   

■ 大至さんのお祝甚句 ■
 


■ 幕内土俵入り ■
 
 

■ テレビ番組より
(断髪式の朝)いよいよ丁髷が無くなる日だな
丁髷が無くなったら、どう思うんだろ?
(6人の横綱全員から金星を上げた事について)
腹の底から、いっちょやったるかっ!と燃え上がって力が出て来た。
お互い100%の力で闘おうと意志を示したら
横綱、大関はそれに答えてくれた。
同等かそれ以下の方は、跳んだり跳ねたりするので
それに対応出来なかった。(笑)
 
■ 私にとって藤島部屋と言えば山中と鎌苅(元貴闘力)
共に中学卒業を待たずして角界に飛び込み
土俵の鬼の系譜を正しく継ぎ、競って稽古に明け暮れる毎日だったと
聞いてます。昔どなたかが「安芸乃島は鎚で打ち固めた様な」と
表現されていたように、鍛え抜かれた身体はまさに稽古の賜物。
凄まじいばかりの情熱を心に秘め,どんな時も土俵上では表情に表さず
黙々と自分の相撲を取り切りました 。
相手が誰であっても頭からぶちかます為額の毛根が死んでいるというし
倒れる時もけっして手をつかず顔から落ちるのを何度も見ました。
174cmと小柄な事を言い訳にせず、怪我の事も決して口にせず
正に命を削って「相撲道」を体現して魅せてくれた力士でした。
一足先に引退した大嶽親方と共に伝統文化としての大相撲の美を
伝えて下さると期待しています。
長い間ありがとうございました。  
 
   
   
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